Digamma Armchair

「Digamma Armchair」は、ミラノを拠点とする建築家・デザイナー、イグナツィオ・ガルデッラによるアームチェアです。幾何学的なフォルムと金属構造が特徴で、3段階に調節可能なリクライニング機能を備えています。ゴールド仕上げの“ダックフィート”が、ユニークなアクセントを加えています。

イタリアのデザイン文化に根ざした合理的なフォルムと、細部へのこだわりが融合した一脚です。張り地は手作業で縫製され、Gabriel社の生地から選択可能です。

仕様

素材：金属（フレーム / 脚はブラックメタリック仕上げ、足先は真鍮製）
生産国：スペイン

サイズ

W 700 × D 800 × H 950（SH 380）mm

張り地

Gabriel公式サイトより生地をお選びください。

デザイン

イグナツィオ・ガルデッラ, 1957

Ignazio Gardella（イグナツィオ・ガルデッラ）1905 - 1999
イタリア合理主義を代表する建築家。五世代にわたる建築家の家系に生まれ、ミラノ工科大学で土木工学を学び、1949年にヴェネツィア建築大学で建築学の学位を取得。1929年より合理主義建築の代表作「Dispensario Antitubercolare」を手がけ、戦後はミラノの若手建築家たちと「Studi Architettura Movement」を結成し、イタリア建築の再構築に貢献した。

1950年代以降、ミラノ現代美術館（1953）、カサ・デッレ・ザッテレ（1958）、オリベッティ社社員食堂（1958）などを設計。合理主義を超えた自由な造形を追求し、「Digamma」アームチェア（1957）を発表。直線的なフォルムに曲線のディテールを組み合わせたデザインが特徴となっている。

晩年まで大規模プロジェクトを手がけ、1996年にはイタリア共和国大統領より「科学文化功労金メダル」を授与された。

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