Naeko Armchair
paradisoterrestre「Naeko armchair」は、1958年に高濱和秀によってデザインされたアームチェアです。1956年から57年にかけて開催されたミラノ・トリエンナーレ第11回日本館の設営のためにイタリアを訪れていた高濱和秀は、その際にディーノ・ガヴィーナと出会い、生涯にわたるコラボレーションと友情を築きました。Gavina spaから発表され、2017年にparadisoterrestreによって復刻されました。
当初、金属製の「Naeko」はデイベッドとしてデザインされ、背もたれを完全にリクライニングできる仕様で発表されました。その革新性が注目を集め、1958年には、より上質な素材を用いた木製バージョンがソファとして登場。アームチェア仕様の「Naeko armchair」も加わりました。このプロジェクトは、高濱和秀が後に妻となる「苗子」に捧げた特別な作品です。
仕様
素材:チェリー材(フレーム)、真鍮(金具)、ポリウレタンフォーム(クッション材)、リネンベルベット(張り地)
生産国:イタリア
サイズ
W 860 × D 740 × H 730 mm
張り地
張り地の詳細は、Naeko Armchair(PDFリンク)よりご確認ください。
カラーは全16色からお選びいただけます。
デザイン
高濱和秀, 1958
Kazuhide Takahama(高濱和秀)1930 - 2010
1930年、九州生まれ。東京工業大学で建築を学び、1953年に卒業。1957年、ミラノで開催された第11回トリエンナーレにて日本館の設営を担当。この際、Dino Gavina(ディーノ・ガヴィーナ)と出会い、キャリアの転機となる。
帰国前に、Gavina spaのために「Naeko」ソファをデザインし、自身初の量産デザインを手がける。帰国後は大学で教鞭をとり、建築やデザインプロジェクトのキュレーターを務めるが、ガヴィーナとの交流は続き、最終的に彼の説得を受けてイタリア移住を決意。1963年、妻ナエコ、娘カオリとともにボローニャへ渡り、定住する。
Gavina spaをはじめ、Simon、Paradisoterrestre、B&B Italia、Sirrah(後にGuzziniに統合)など、イタリアのデザイン企業と数多く協業。家具や照明デザインのみならず、屋内外の空間設計や公共施設・個人邸の改修にも携わる。代表的なプロジェクトとして、グリエルモ・マルコーニ空港のVIPラウンジのファサードや、ボローニャのバス停のキャノピーの設計がある。
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