Rennie
Vintage1971年、日本人建築家・高濱和秀が、イタリアの家具メーカー Simon International(サイモン・インターナショナル)のためにデザインしたアームチェアです。本作は、スコットランドの建築家・デザイナーであるチャールズ・レニー・マッキントッシュへのオマージュとして制作されました。
日本的なミニマリズムと西洋モダニズムの要素を融合させたこの椅子は、高く建築的な背もたれと、ラッカー仕上げによる艶のある木製構造が印象的です。彫刻作品のような存在感と、洗練された形式的なシンプルさが共存しています。光沢のある黒のラッカー仕上げは、1970年代初期にサイモン・コレクションのために高濱が手がけた他の作品とも共通する特徴であり、古来の日本漆工芸への敬意も感じられます。
現在、ヴィンテージのレニー・チェアは、その時代を超えたエレガンスと文化的意義により、世界中のコレクターから高く評価されています。
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在庫数
1脚
仕様
素材:金属板(フレーム)、合板(背もたれ)、ピレリフォーム(座面クッション)、エコレザー(張り地)、真鍮製(金具)
サイズ
W 600 × D 420 × H 1090(SH 450)mm
ブランド
Simon Gavina(イタリア)
デザイン
高濱和秀, 1971
Kazuhide Takahama(高濱和秀)1930 - 2010
1930年、九州生まれ。東京工業大学で建築を学び、1953年に卒業。1957年、ミラノで開催された第11回トリエンナーレにて日本館の設営を担当。この際、Dino Gavina(ディーノ・ガヴィーナ)と出会い、キャリアの転機となる。
帰国前に、Gavina spaのために「Naeko」ソファをデザインし、自身初の量産デザインを手がける。帰国後は大学で教鞭をとり、建築やデザインプロジェクトのキュレーターを務めるが、ガヴィーナとの交流は続き、最終的に彼の説得を受けてイタリア移住を決意。1963年、妻ナエコ、娘カオリとともにボローニャへ渡り、定住する。
Gavina spaをはじめ、Simon、Paradisoterrestre、B&B Italia、Sirrah(後にGuzziniに統合)など、イタリアのデザイン企業と数多く協業。家具や照明デザインのみならず、屋内外の空間設計や公共施設・個人邸の改修にも携わる。代表的なプロジェクトとして、グリエルモ・マルコーニ空港のVIPラウンジのファサードや、ボローニャのバス停のキャノピーの設計がある。
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